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神田の蕎麦屋

浅野屋(岩本町)

江戸神田蕎麦の会 浅野屋(岩本町)2代目
斎藤 一靖(さいとう かずやす)さん

創業当時は、繊維、金物、問屋などに活気があり、お店にはそこで働く若い労働者の人が蕎麦を食べに来てにぎわっていた。当時は、近隣の工場や倉庫に出前も行っていたという。1代目斎藤一(はじめ)さんが創業当時の木造二階建てのお店の白黒写真を持ってくると、従業員の方が集まり、「こんな写真初めて見た」と驚きの声が上がった。お店は一瞬昭和45年頃にタイムスリップしてしまった。

最近は、オフィスビルに勤める事務系の女性がお昼に蕎麦を食べに来てくれることが増えたため、蕎麦と小どんぶりをセットにしたランチメニューや月に一度のサービスデーなどをつくって、お客さまへの感謝の気持ちと日々変化するニーズに合わせたモノ作りに力を入れているとのこと。また、夜は築地より仕入れた新鮮な肴とお酒を楽しんでもらい、最後にあがり蕎麦を食べてもらいたいとの気持ちでお客さんに接しているとのこと。 ご主人の蕎麦への熱いおもいを感じた。

今後2代目が目指すものは、「自分と同世代の方が気楽に蕎麦を食べ、お酒を飲みながら隣にいる年齢の高い人生の先輩と話ができるようなお店にしていきたい」と夢を語ってくれた。

今回の取材で2代目の説明を隣で1代目が優しい面持ちで聞いている姿は、1代目の職人として親爺としての懐の深さを感じ、暖簾の継承が順調に進んでいることが印象に残った。

(取材日 :2006.10.11 小室 直人  2006.10.26)

斎藤 一靖さんと斎藤 一さん

(左)2代目 斎藤 一靖さん
(右)1代目 斎藤 一(さいとう はじめ)さん 60歳

創業当時の浅野屋

現在の浅野屋

創業当時(昭和45年)と現在の写真を見ることにより浅野屋(岩本町)の歴史を感じさせる。

もり蕎麦 500円

コシがあり歯触りがよい「もり蕎麦」500円

浅野屋(岩本町)

■営業時間
【昼】11:00 ~14:30
【夜】17:00 ~21:00
■定休日
土・日曜日、祝祭日
■住所
東京都千代田区岩本町2丁目7-4
モリダイラビルB1
■電話
03-3866-5400
■交通アクセス
岩本町駅から徒歩約5分