朝日屋
店主 夫馬 和幸(ふま かずゆき)さん
ご主人の母校でもある和泉小学校で毎年そば打ち教室をしているそうだ。また地域の納涼大会に参加したりと大忙し。ご主人はおいしいそばは健康からと自分の身体にも気をつけていてソフトボールなどのスポーツも地域の人たちとしている。
お店の内装にもこだわっているという。ビルの1階であるが、壁は土壁でどこかなつかしい雰囲気。
「ざるそば」は量が多く、職人好みという印象。歯触りがよく、のど越しもよい。つゆは口の中でカドが立たず、蕎麦と絡まって食べやすい。最後の蕎麦湯と一緒に飲みたい。600円
明治23年秋葉原で創業。110年続く朝日屋さんの4代目のご主人が夫馬和幸さん(55歳)。ご主人は生まれも育ちも神田松永町。秋葉原というと、いつの時代も流行の最先端と言うイメージと電気街という顔をもつ。近年再開発が進み街は大きく変わってきた。ご主人は、もっとさかのぼってこの秋葉原と言う土地と朝日屋のそばとの関係を語ってくれた。
明治時代、この辺りは都電が走っていた。前には芝居小屋があって、そこのお客さんが良く食べにきてくれた。都電を待っている間にちょこっと食べるという人もたくさんいた。それから戦争震災で焼け野原になった後から町の変遷がすごい。その頃、お蕎麦は現在の高速道路の下あたりにあった井戸の水を使って作っていた。
貨物のターミナルでもあった秋葉原には、労働者がたくさんいて、そのお客様が蕎麦を食べにきた。また、この地域には市場もあり、市場が移転してからはお客も減ったそうだ。
電気街と呼ばれている地域と朝日屋さんは少し離れているが、昨年、近くにヨドバシカメラができたりと大きな変化がある。特にIT関係のオフィスビルがふえたことで、そこにいる方がお客さんとしてよくくるという。
ご主人はアイディアマンで、週代わりサービスや、セットサービスなどを行っている。例えば、火・木曜はゆでたまごがサービスだ。他にも、薬膳若葉(そばの葉で良質のたんぱく質が豊富で低カロリー、ルチンが多量に含まれているもの)を蕎麦に混ぜている。店内のPOPもご主人の手づくりだ。
変化のある土地だからこそ、ご主人は時代時代にあわせた味、量を考えてきたという。時代がかわればお客さんも変わる。お客さんがかわればニーズも変わる。その時代の一番おいしいものを提供したいとご主人。秋葉原という土地でご主人も一緒に進化しているような気がした。
(取材日:2006.5.2 田島亜希子 記:2006.5.19)
夫馬 和幸さん
蕎麦は「まいたけおろし」(630円)。さくっとしたまいたけとあっさりとしたおろしがからまっておいしい。
一歩外にでるとそこは高速道路が走っていたりする。外の雑然の中でそこは憩いの場でもある。
朝日屋
| ■営業時間 |
| 【月~金】11:00~20:00 【土】11:00~15:00 |
| ■定休日 |
| 日曜日・祝日 |
| ■住所 |
| 東京都千代田区神田松永町16 |
| ■電話 |
| 03-3251-3821 |
| ■交通アクセス |
| JR「秋葉原」駅から徒歩5分 |










