文字サイズ
トップページ > 特集 > 千代田に肩入れ > 神田駅東連合会会長・鍛治町二丁目町会町会長 三村 榮一さん(みむら えいいち)さん(74歳)

千代田に肩入れ

神田駅東連合会会長・鍛治町二丁目町会町会長 三村 榮一さん(みむら えいいち)さん(74歳)

『人がつながり、伝統文化を継承しつつ、地域を盛り上げていく。』

千代田区は、生活環境条例に基づく路上喫煙(歩きタバコ)対策を始めて4年が経過した。過料2,000円の取り組みは全国に波及し、生活環境改善の先進例として評価をされている。三村さんにお話を伺った日は、各連合町会長や関係機関の皆さんが集まって、この条例をさらに改善していこうとする打合せの後だった。

三村さん(74歳)は、神田生まれの神田育ちの3代目。1代目にあたる祖父は、消防機具やゴムホースなどを取り扱うポンプ屋を行なっていたが、父親の代で家業はたたみ、現在は不動産管理を生業としている。風貌は白髪の長身、長時間の打合せの後にも関わらず、歯切れのよいお話がどんどん飛び出す。中学校は九段のミッションスクール。地元の学校には通わなかったが、「逆に倍の友達ができた」と語る。会話の中に、1ケ所にとどまらない広さを感じる。それは、友人の広さであり、地元地域を越えた連携であり、脈々と続く歴史文化などだ。

神田駅東連合町会は、神田駅東口に広がる9町会からなる。鍛冶町・紺屋町など、昔ながらの町名は、江戸時代に集まり住んだ職人たちの職業から付けられたもの。さまざまな業界の問屋や商店が軒をつらねていたが近年問屋や商店も少なくなり町会員は減ってきているという。そんな中、三村さんは、鍛冶町二丁目の町会長として14年になるが、企業にも参加促進を行ない、地域がつながっていくことを大切にしている。その一つとして、各町会が連携して子ども対象のイベントを実施した。この事業が地域コミュニティ活性化事業のきっかけとなり、現在、千代田区内の各地域に広がりをみせ、事業化されている。神田駅東連合町会でも、活性化事業として「神田縁起市」が今年8月で6回目を迎えた。こうした、伝統と文化を継承し地域を盛り上げていこうとする思いが若い世代につながり、青年部からなる九町会「ナインズクラブ」が形成された。神田祭の前には、企業の方々や初心者を対象とした神輿講習会の開催や餅つき大会など、住民、地域で働く方々と一緒になって町の活性化を目指している。

江戸っ子気質が心地よい。自分たちの町は自分たちで守っていく。ダメなものにはNOをいい、改善し、実行していく。そのスピリッツが年代・地域を越えてつながっている。

(取材日:2006.11.8. 三浦 博子 記:2006.11.22.)

三村 榮一さん

「スポーツは評論家かな、中学時代は野球やっていたけどね。歴史が好き。中学時代『歴史班』作っていたよ」とにこやかに話す。

科学実験ショー

科学実験ショー

神田江戸っ子資料館

神田江戸っ子資料館
8月26日に開催された地域コミュニティ活性化事業『神田縁起市』「江戸文化ためしてガッテン!でえ」をテーマに、神田に縁のある平賀源内に因んだ科学実験ショーや、神田の伝統・文化を分かりやすく紹介した「神田江戸っ子資料館」、「うまいもん物産展・屋台」など、さまざまな方々の協力で盛りだくさんの内容となった。