第13回 東村山市 浅野 慎一さん
昔懐かしい鎮守のお祭り -諏訪神社例大祭(8月26日・27日)
諏訪神社例大祭は曜日に関係なく、毎年、8月26日・27日に行われます。場所は「トトロの森」でも有名になった東村山駅西口を所沢方向に歩いて8分程度のところにあります。
このお祭りの特長は、お囃子が山車(※)・舞台で行われ、その傍らで盆踊りもやっているという不思議な光景でもあります。
例大祭当日は境内には所狭しと約30軒の露店が立ち並び、大幟、股木提灯、地口行灯も飾られ、ひと昔前の鎮守様のお祭り模様が体験出来ます。祭りのメインは花咲か爺さんの紅白の団子撒きです。是非、お越しをお待ちしております。
また、東村山には西宿囃子保存会を含め6つのお囃子の会があり、すべてが重松流祭囃子を継承しており、いずれも、昭和44年3月東村山市の技芸無形文化財に指定されています。11月の市民産業まつりでは、市内6社の山車が集まり、山車・神輿・大太鼓の競演が行われます。
※屋台型ではあるが東村山市では、山車と呼んでいます
諏訪神社例大祭の歴史
諏訪神社は、洪水の時、流れ着いた御神体をお祀りしたのが始まりと言われており、諏訪明神と言われて来ました。
古文書によると、貞亨二丑年(1684)に、六反歩の境内地と共に、西宿部落(現在諏訪町)の鎮守様として寄贈とあり以前の大幟は文久元年に書いたものと記録も残っておりこの頃より盛んに祭礼が行われていたと思われます。
明治年代から大正14年まで9月9日・10日が例祭日であったが毎年のように雨に見舞われるので、9月26日・27日に変更、その二年後再び8月26日・27日に更えて現在に至っています。
明治中頃は、例祭日にはよしづを張り廻らせて、水茶屋等も掛り、非常な賑いを呈したと言われ、明治末期から、大正、昭和と大きな舞台を掛け、神楽師を招き、祭囃子と共にお神楽を奉納したのです。
昭和22年平和音頭の踊りが流行して氏子の婦人連が奉納したのが始まりで、現在も奉納踊りに、祭囃子を織り込んで奉納しています。
江戸天下祭に参加
重松流祭囃子は、埼玉県所沢植宿に住んでいた古谷重松が編み出した囃子です。
幕末から明治初期にかけて、従来の神田囃子系の江戸囃子を改良し、斬新で複雑な演奏形式を持つ新囃子が創作されたと伝えられている。その1つが重松流祭囃子であり、明治年間には、神田流・葛西流などと共に盛んでした。
私ども、西宿囃子保存会は今秋9月29日・30日に開催される江戸天下祭のふるさと交流ステージ(9月30日)に参加し演奏を披露させていただくことになりました。人形の無い屋台型山車ではありますが、今後江戸天下祭にご協力していければと思っております。
(2007.8. 浅野 慎一 記)
夜店でにぎわう諏訪神社
笛を吹く佐野氏
お囃子の仲間たち









